タイで福祉政策の一環として。2019年8月16日に補助金の上乗せと臨時補助金制度が発表された。
その中には生活保護の一時増額などが含まれているが、もっと興味深い補助金も
観光補助金
観光支援金として一人1000バーツを受け取ることができるというものだ。
1000バーツは日本円では3500円ほどで、あまりうまみがないと思うかもしれないが、
タイでは日給の平均が400バーツ未満(約1500円)となっているので2日分の給料よりも多い計算となる。
支援を受けるための条件としては当然かもしれないが、タイ人であることが第一条件。
さらに8、9月に遊び(観光)に行くこと。
自分が住んでいる(住民票がある)県以外へ行くこと。
また、事前に専用アプリで登録をすることが含まれる。
補助金の受け取り
事前に登録されたレストラン、ホテルで食事をしたときにタイ政府が推し進めているQRコード決済PromptPayで支払いをすると、支援金による支払いが行われるという。
さらに生活保護受給者の受給額が増額され、年金も増額されるという。
一時的な支援金の為に316億バーツが予算計上されている。およそ1000億円という金額になる。
ただ、タイは2013年にもファーストカー補助金という「人生で初めて車を購入する人」に10万バーツ(35万円)もの高額補助金を投入したりもした。
ただ、その時は最終的に申込者が多すぎて国庫が尽きてしまったのだが…
そんな、苦い記憶がありながらもタイは観光立国として自国民にも観光を促し経済の活性化を図っている。
私たちもお盆が終わったばっかりだが、次の旅行などを考えてみるのはどうだろうか。