仕事の関係上、タイに進出している企業人と話をする機会があるのですが、
多くの日系企業の方にインタビューして分かったことは、わざわざ海外進出するには理由があるという事です。
たとえば、税制の優遇、人件費の削減、意外な理由としては雰囲気を変えたいなど。
実際に日系企業がタイに進出するメリットは何でしょうか。
日系企業にインタビューする時は「なぜタイなのですか?」と聞きます。
人件費を考えた場合はミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムなんかも安そうなイメージがあるので…
答えは「いろいろ考えた結果、タイ一択」だそうです。
いろいろとはいったい…
一昔前は中国も熱かったそうですが、少しクールダウンに。理由はまぁ、「いろいろ」あるようです…
タイに進出する理由その1
それはインフラ。
タイは水道、電気、快適な道路が整備されており、ほとんど停電などのトラブルもありません。
インターネットも光ファイバーで接続されており、体感的には日本より速かったりもします。
やはり企業にとって工場が止まったりしては困るので、インフラは最重要です。その面でもタイは抜きんでているようです。
ミャンマーなんかは反政府勢力?的な人が電線を切ったりするようですし…陰湿ですね。
政府主導でミャンマーやカンボジアに資金援助なんかも聞きますが、あれは資金の豊富な大企業に道路を造らせようって魂胆かもしれません。
タイに進出する理由その2
理由の二つ目は人間性
意外とタイ人と日本人は親和性があるといわれる方が多いです。
「遠慮」なんかの文化もありますし、細かい作業が好きなところも似ているかもしれません。
ナショナリズムも強くなく、反日だなどと言って仕事をボイコットしたりというニュースは皆無です。
さらに宗教事情も似ているため、一日決まった時間にお祈りをしなければ、食事はあれがダメ、これがダメもなく付き合いやすいのかもしれません。
以上のような理由が、まさに一部分ではありますが日系企業がタイに進出しやすい理由という事です。
確かに私たちも感じるのが、タイ人との付き合いは楽だなという事なので。