タイの倉庫業はロジスティック産業の一端として成長の一途をたどってきた。
現在までの近況はどのようなものだろうか。
2014までは大きな成長、現在は飽和状態
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2014年までの4,5年間は倉庫業に関する積極的な投資が行われ、倉庫業企業が700ほどになる。
2014年以降は倉庫業企業は700ほどでの推移を続けている。
トラディショナル倉庫は全体の77%
現在のタイ国内倉庫業の中でトラディショナル倉庫(一般倉庫)は全体の77%となり、市場の需要も最も高い商品となっている。
実際に2017年度は倉庫業全体の収益の88%はトラディショナル倉庫からもたらされている。
2011-2012年のバンコク洪水後に一般倉庫への投資が加速している
バンコク大洪水ではバンコク近郊の大型工場団地も被害を受け、倉庫が水につかったことで製品がダメになり甚大な被害を受けた。
洪水後に大型工場団地の復興が行われると同時に、バンコク東部への新たな工業団地の建設が始まった。
タイ国投資委員会(BOI)による経済特区の拡大も行われ、新たな建設プロジェクトが増大した。
2011年には一般倉庫企業数は451社だったが、2017年には552社と平均年2.9%の成長を続けている。
タイ国内倉庫面積も2011年の172万㎡から2017年には465万㎡と大きく増大している。
2018年は410万㎡の倉庫が賃貸されており、前年度比較11.8%の成長が見込まれている
近年はE-commerce、貿易企業による倉庫利用が大きくなっている
E-commerce販売企業は主に中小企業となっており、自社倉庫ではなく倉庫の賃貸によって業務を行っている。
貿易を行っている企業や商社も貸倉庫によって業務を行っており、現在のタイ国内の一般倉庫の稼働率は80%以上の値をキープしている。