タイ国内のペット市場は健康志向商品などの開発などと相まって拡大を続けている。
2018年度には13の新事業者が登録され、前年度18.18%の増加となった
投資額ベースによる統計では新規事業者はいずれも資本金が500万バーツ以下の小規模事業者ではあるが、資本金総額は1800万バーツとなり前年比21.74%の成長となった。
ペット事業が拡大している背景にはタイ国民のライフスタイルが大きく関係していると考えられ、特に首都バンコクを中心に都市型住宅での居住に伴って家屋内での小型ペットの飼育が進んでいる。
タイ国内の2019年のペット業界参入事業者数は59社
資本金は9400万バーツになるが、事業者の83.18%は資本金500万バーツ以下の小規模事業者によるペット用品の卸業、小売業となっている。事業の登記は首都バンコクが23件(2018年)、資本金ベースでは4000万バーツとなり、新規事業登録者のほとんどがバンコクに登記している様子を伺うことができる。
ペット事業の39%はバンコクで展開されている
バンコクでのペット事業はタイ国内の39%を占め、3900万バーツの市場規模となっている。
タイ南部が次に多く10の事業者が17%を占め2000万バーツとなっている。
県別にみるならプーケットが5の事業者、ノンタブリーは4の事業者、チェンマイも4の事業者が展開されており、交通状況や人口の多さによる。
外国人の参入も一定数認められている
外国人資本による同産業への参入は2018年現在で1200万バーツが報告されている。
外国人の参入は2017年ごろから増加し始め、シンガポール、ドイツ、日本などのプレーヤーが参入している。
ペット事業の82%がタイ国内企業、残りの18%は外国人資本となっている
外国人資本は1200万バーツとなっており、とくにシンガポールが2.5%、ドイツが2%、日本が2%、その他が11.5%となっている。
ペット産業の成長率は年間30%以上となっている
特に2018年は前年比35.37%の上昇となり、市場からの利益は4000万バーツとなっている。