自動車・バイク部品業界の30-40%はOEM生産からなっている。
タイ製自動車の部品はどこから調達されているか
タイの自動車・バイク部品業は主にOEM生産(相手会社の発注品のブランドの形をとった生産。『相手先ブランド名製造』、『納入先商標による受託製造』とも訳される)されており、
その数値は、自動車構成部品の30-40%となっている。
自動車構成部品は自動車完成車メーカーや部品メーカーが設計したものをタイ国内の拠点や企業が製造するOEM方式がとられている。
60-70%の自動車・バイク部品はタイ設計、製造部品となっている。
それらの部品の多くは購入後もアフターケアが必要になるとみられる重要部品以外の消耗品であることが多い。
自動車部品輸出国としての側面
タイ国内生産部品の35-40%は輸出されている。
その80-85%は輸出先国で行われている自動車完成車生産に用いられている部品とされ、
15-20%は購入後に消費者のために使用するアフターパーツ、修理パーツとなる。
その中にはエンジン、ケーブル、ハーネス、ギア、タイヤなどが含まれる。
なぜタイ国内で自動車部品の生産をするのか
タイの自動車部品はアジア圏内の他国と比較してもコスト、品質ともに評価が高く、自動車部品生産地としての評価が高い。
実際、ASEAN圏内では最大の自動車部品生産国であり、世界順位では14位の生産国となっている。
タイからの輸出国はフィリピン、インドネシア、ベトナムが上位となっている。
国内自動車・バイク部品企業統計
現在タイ国商務省によるとタイ国内には1800の自動車・バイク部品関連企業が存在する。
- Tier-1 自動車完成車メーカーのOEM生産を行う。下請け企業。
- Tier-2 自社生産を行うサードパーティ
Tier-1 720社が登録
外資系企業、タイ人持ち株51%以上企業、ローカル企業の割合は47%、30%、23%となる
Tier-2 1100社が登録
完成車メーカーの下請けとしてOEM生産を行っている企業とサードパーティ部品の取り扱いを行う企業に分かれる。