タイでの仕入れ交渉

以前、タイのせどりに関して話をしましたが、


企業様からの依頼で実際にタイの工場などに仕入れ交渉に行くこともあります。


個人的な感想としてのポイントは突撃とリスペクトを持った行動です。

 

仕入れ交渉のステップ


タイで仕入れ先対象企業が出てきたときにはまず電話をすることにしています。


日本企業であればまず、メールをしてからアポを取り段取りを決めて交渉になりますが、タイ交渉の場合はまず電話することに決めています。


そうすることで相手との距離を詰めることができますし、相手も「タイ語のできる日本人」だと思うと真剣に取り組んでくれる様子ははっきりと実感できます。


ただ、いきなり突撃して会社訪問のアポを取った結果、思った以上に何倍も大きい会社だったといういうことなども…

 

タイで実際に相手に会ったときには


まず大切なこととしてリスペクトの気持ちは忘れないようにしています。


それで、こちらの顧客の利益優先ではなくタイ起業の利益も考える提案をしています。


納期や価格に関してもなるべく双方の落としどころを探して、長期的な取引ができるようにします。

 

まぁ、時と場合によるかと思いますが。

 

無理な交渉は禁物

 

一般論として言われるのは「タイの人は気立てがよく、中国と比べて交渉の余地がある」という事ですが、


そのことに付け込んで無理な交渉はしないようにしています。


仕入れ側としては一円でも安く仕入れたいでしょうが、一回の交渉で相手に悪印象を与えてしまったら長期的な視野で考えたらマイナスですし。


良好な関係を保って交渉をすることで、長い視野のビジネスを続けたいと考えています。

 

具体例がなくて申し訳ありません…


いずれ機会があったら交渉の様子など上げれればいいかなと思っています。

タイの医療状況

タイに住んでいて心配になるのが、体調が悪くなったらどうしようという事です。


特に外国人として居住している身としては当然の心配事です。

タイの病院

タイの病院というと、どのようなイメージがあるでしょうか。

 

一般的に言ってタイには3種類の病院があります。

 

市民病院

 

いわゆる一般的な病院です。


現在、タイ国民であれば「医療福祉制度改革」の恩恵を受けて、市民病院であればすべての医療を約100円(30バーツ)で受けることができます。


ただ、病室や診察室にエアコンがなかったり、病院の一部がオープンスペースになっていてちょっとローカル色が強くなっています。


以前、仕事上の取引先の奥さんが出産をしたという事でお見舞いに行ったこともあるのですが、ちょっと驚くほどキツキツの間隔でベッドが並んでいたり、新生児が母親のベッドに無造作に寝かされていることに驚きました。

 

みんなその新生児の横で普通に食事をとっていましたし…


文化の違いを感じる機会でした。

 

日本人はタイの保険制度がありませんので、医療費を全額支払う必要があります。100円ではありません。

 

日本人の通院おすすめ度:お勧めしない。社会勉強にはなる。

 

クリニック


開業医のことです。


タイの医療制度は非常に興味深く、タイの医師は全員必ず病院に勤める義務があります。


ですから開業医は昼間は病院(市民病院、民間病院)で勤務し、夕方に自分の医院で仕事をする必要があります。


開業医医療はタイの100円医療の範囲外です。

 

ですから医療費は市民病院よりもかかることになります。


ただ、社会人は昼間仕事をしているので市民病院の開業時間には間に合わないのでクリニックに行くという形になっています。


クリニックのメリットは長時間待つ必要がないという事と、先生が自分の医院であるためにより一生懸命に診察してくれるという事です。

 

日本人の通院おすすめ度:利用可。便利だがタイ語・英語必須。

 

民間病院


タイには東南アジア最大の民間医療企業Bangkok Dusit Medical Services(BDMS)があり、

 

大都市には直営のBANGKOK HOSPITALをはじめ、多くの民間病院があります。


これが豪華。まるでホテルのような病院となります。


日本の病院とは異なり「豪奢」を売りにする戦略だと思います。

 

ただ、一般の市民病院とは雲泥の差があり、こんなに差をつけていいのかなと心配になるくらいです。

 

日本語通訳サービスも併設している病院がほとんどです。

 

医療費も宿泊費(入院費)込みで一泊30万円ほどになることもありますが、保険を使用できます。

 

この保険とは海外旅行保険のことです。


さらに海外旅行保険付帯のあるクレジットカードをもっていて、規約にかなっていれば医療費はかからくなります。

 


日本人の通院おすすめ度:おすすめ。海外旅行保険、クレジットカードの海外旅行保険付帯があれば実質無料。

 

タイ旅行では医療の心配をする必要がない

 

タイの3種類の病院を紹介してきました。

 

市民病院、クリニックも海外旅行保険、クレジットカードの海外旅行保険付帯を利用可能ですが、あまりメリットはありません…

海外旅行に行って具合が悪くなったり、事故にあったら心配ですよね。


でもタイは医療技術が高い病院が設置されているので、心配せず旅行を楽しむことができます。

タイの外国人労働者状況

タイ労働省(กระทรวงแรงงาน)発表によるとタイ国内には現在156万人の外国人労働者がいるようです。

 

最も多い外国人労働者は日本人


その中でも統計的に最も多いのが日本人であるというのをご存じでしょうか。


約15000人が仕事をしています。


次点は中国人で13200人、次いでフィリピン人12900人です。

タイ就業日本人が外国人より多いというのは意外でした。

 

でも日系企業で仕事をしている人は駐在としてタイ勤務という事もあるので、納得のいく数字です。

 

ちなみにタイ国内の日系企業は約6100社ほどのようです(JETRO調査)。

 

何をもって「日系企業」というのかは、いろんな解釈がありそうですが…

 

日系企業が多いために、タイ現地で就職する人も多くなっています。

日系企業とはいえ、タイで就職を果たす人は勇気があるなと思います…

 

実際の勤務は日本人と行い、顧客も日本人で日本語のみ使用する業務がほとんどのようですが。

 

それでも知らない道を通勤し、会社に入り、人間関係を行うわけですから特別な経験だと思います。

 

一方、タイを拠点としているノマドワーカーも多くなってきているようです。

 

ところで、ノマドワーカー、フリーランサー、フリーター、外こもり…どのような違いがあるんでしょうか…

「せどり」とタイ

副業時代の始まりなどといわれる令和元年。

副業を行っている就業者(企業人)は全体の4%の270万人にも及ぶといわれ、副業していない人はちょっと時代の遅れをとってしまっているのかも…

何を副業とすればいいのか

とはいえ、何を副業とすればいいのか。

資金がある人は投資、技術がある人はフリーランサー業と

副業ですら狭き門。そんな風に感じる事も…

そんな中、小額投資で専門知識が少なくても始めることのできるビジネス

それは「せどり」ではないでしょうか。

「小額で買って高額で売る」という市場原理の根幹をなしているシンプルなビジネス「せどり」は誰でも始めることができます。

その辺のお店で「セール品」となっている物をネットオークションで売れば成立します。

当然、賞味期限やその他の法律は守らなければなりませんが。

シミレーションしてみました

あくまで、脳内シミレーションですが「そんなので利益が出るのかな?」という結論です。

しかし、ネットの情報ではタイの仕入れは利益を生むと言っていますし

実際、私の顧客の中にも利益を上げている人がたくさんいるようです。

中には法人化された方が何人も。

うーんすごいな、と思いながら「自分には関係ない」と思っていましたが…

ちょっと行動を起こしてみようかと思っています。

今までは「みんな稼いでいるから自分もやってみる!」なんて理由で動いたことはないのですが

「順張り」も時には必要かと思う今日この頃です。

可能なら今後の状況を報告できればいいと思います。

タイで得られるビジネス情報とは


自分について考えてみた

 

「海外に住んでいて、さらにタイ語もできる」というアビリティがあることに気が付きました。

 

それで情報取集業務は行うことができるのでは?と思いチャレンジしました。


例えば、現地メディアの情報を直接現地から「仕入れる」ことができます。

 

現地メディアや行政、企業の現地語pressを収集可能
現地メディアや行政、企業の現地語pressを収集可能


これがすでに商材としての価値を生み、自分だけが知ることのできる価値のある情報ということになります。

 

考えてみれば、紙媒体であれネット記事であれ誰かが収集や翻訳を行っているので、先回りするという事です。

 

たとえばある日、街中を見ていると車の車種が日本に比べて少ないなと気づくことがありました。

 

台数は多いのに車種が少ない…

タイ人の友人などに聞いてみたのですが、気づく人もいれば気づかない人もいる状態でした。

 

確かに日常生活のことなので考えたこともないのかもしれません。

 


それで、自分で調べてみようと思いました。


どのように調べたらよいかと試行錯誤ののち、googleで「なんで車種が少ないのか(タイ語 ทำไมมีรถแต่ไม่กี่ชนิด)」などと検索してみましたが、ヒットせず。

 

情報の探索の仕方はその国に合わせて


タイでは一般的にヒマしている人が多いので、突撃取材にも対応してくれます。

 

それで、行きつけのディーラーに行って聞いてみました。


すると、タイでは輸入中古車に300%もの関税をかけているから(正確には328%)、中古車が外国から入ってこないんだとのことでした。


300%?と思いながら、「関税 300%」などと検索すると、タイでは国内産業保護のために関税を課しているということでした。

 

外国から中古車が入ってきて、国内で製造している自動車の売れ行きが悪くなる事を警戒しての対応のようです。

 

ですから、主要自動車生産国の日本が輸入中古車の関税をかけてないというのはすごいことだと思います。正々堂々製品で真っ向勝負という事でしょうか。


情報収集の結果「では、一体タイでは何の自動車を作ってるのか?」との疑問が出るわけで、検索…の繰り返しになります。


結果、日本メーカーのほとんどがタイに生産基地を置いている事、BMWなんかもタイ生産をしていることを知りました。

これだけの情報を手にしたのちに、その情報が欲しい人に出会います。


彼らは私の検索した情報がほしいようです(何に使うのかはわかりません)。

 

そこでビジネスが成立します。

 

語学と行動力は大切、というお話でした。

Pitteと物販

Pitteは商品の卸売り、販売代行はするのに物販は行わないのですか?との質問がありました。

実際は少しやっています。

でも大々的に参入は行っていません。

理由としては2つあります。

大きな理由1 物流


私個人もAmazonやLAZADAを利用しますが、できればすぐに商品を受け取りたい派です。

ほしい商品がECサイトで見つかった場合は、細かい価格を比較するより発送までの日付を見てしまいます。
結構発送の速さが値段を上回っているタイプです。
ではタイ在住のPitteが物販を行ったとき物流をどうしようと思うと…なかなかチャレンジできていません。

大きな理由2 クレーム対応


物販を行う上での大きな問題がクレーム処理かと思います。

タイに住んでいる私が日本でのクレームに対応するのは不可能かと思い、行っておりません。

以上のような理由で物販は行っていないのですが、何かアイデアがあったら教えていただければと。

世界一の渋滞都市バンコク

タイの首都バンコクには約1000万人の人が住んでおり、全国民のおよそ6分の1が国土の0.3%の中に詰め込まれていることになる。


生活道路の総面積は120㎢しかなく、これによって悪評高い「バンコクの渋滞」が発生するに至っている…

 

バンコクの渋滞実態

バンコクの渋滞はイメージ的なものではなく、実際2017年のBBCの統計でも渋滞のために車内に閉じ込められる時間統計でも、1年間で平均61時間と、38か国1064都市中1位となった。


バンコクで過ごすと、実際いつでも渋滞に巻き込まれる。

 

渋滞に巻き込まれてしまうと1時間以上も車が全く動かないなんて言うこともざらだ。

 

住民の数と都市計画が釣り合っていないのかもしれない。


生活道路も交差点が少ないために、Uターンポイントが多く、その度に大渋滞が発生している。


車に乗りながらgoogle mapなどで確認すると交差点やUターンポイントが真っ赤になっており、渋滞が頻発していることが確認できる。

 

渋滞を利用したビジネス


せっかく渋滞が頻発するならそれをビジネスにしようと試みる企業も登場している。


Flare(Thailand)Co.、Ltdなどは車体に広告を出し、渋滞しているので人の目に留まるというビジネスのようで賢い。


Flareは日系企業だが、あらゆる機会をビジネスに変える企業はたくましいと思う。

 

タイ人の気質 – 接客編

タイで生活していると、独特な接客に遭遇します。


たとえばスマホをいじりながらの接客などです。タイに来たら店員がスマホをいじりながら、もしくはYoutubeを見ながら仕事をしていることに違和感を感じるでしょう。

独特の接客だと感じる2番目の点は、顧客の要求を断る接客です。


たとえばレストランで料理を注文した時も「モッレーオหมดแล้ว」といわれることあありますが、「売り切れ」のことです。


これが、多い…

 

「それならいいや」とお客さんが帰ってしまうこともあり、こちらは機会損失だなと感じますが、当の店員はどこ吹く風です。


無いならメニューに「売り切れです」と書けばいいと思うのですが書きもしない。


意外と、客のメニューを誘導する高度なマーケティングかとも思いましたが…


なんと、あるレストランではメニューを限定するために「モッレーオ」をあえて使用していると言っていました(タイ人恐るべし)。メニューにはたくさんの品ぞろえが。でも実際に出せるのは少し、という感じです。

 

このような、お客様セカンドなレストラン接客というも新鮮かもしれません。


このような図太い接客はレストランの従業員のストレス軽減に役にたっているのかもしれません。

 

日本人が学べることもある…かもしれません。

タイにてフリーランスになる

タイに移住して仕事を…と考えているときに、タイの会社(日系含む)に就職するかと考えていました。


ただ、就業条件を見たときに時間に対しての給料の低さに唖然としました。

 

日系企業の駐在と現地採用では待遇に天と地ほどの差があることを今更ながらに知った状況です…

 

もし就職してしまうと、せっかくのタイでの自分の時間も無くなってしまいます。

 

じゃあ日本に帰って就職しようと思っても、今更どうすると悩んでいました…

 

まずは、生活を続けていくときに収入を得ていくためには金銭の流れを把握しておかなければならないと思い考えていました。


海外で生活していても、お金の流れは基本的に2つ!「入り口と出口」つまり「収入と支出」だと再確認して資産計画を勉強することにしました。


ただ、収入を増やすために自分ができることは…?でした。

 

その時にひらめいたのがタイ語をネイティブ並みに話すことができ、タイ人との付き合いも多くなってきたことを活かして「翻訳」を行おうと思いました。

 

 

じゃあその仕事をどこから獲得しようかと思ったのですが、その時にクラウドワークスやランサーズさんなどのクラウドワーキングに出会いました。

 

ラウドソーシング「ランサーズ」

まずは登録

 

そしてその後、フリーランスとしての仕事が始まりました。

 

どんな仕事を経験できたかは今後話そうと思います。

タイの祝日

タイと日本の間でビジネスをしていて意外と見落としがちなのが祝日。


こちらの予期していないときに「今日はタイの祝日なので会社は休みです」なんてことがたまにある。

 

もし取引をするときはタイと日本の大型連休の兼ね合いを考えて発注をしなければならなくなります。

 

主にタイの祝日は仏教やタイ王室関係のものになります。

 

特にタイの国王が代替えした時の国王誕生日など、日本人の私たちではうかつにスルーしてしまう祝日も多くなります。

 

新国王の誕生日は7月28日であり、旧国王のプミポン国王は12月8日だったので、新国王にちなんだ祝日などは要注意となる。

 

先日も7月28日に取引先に連絡して発注をしたら、応答がなく何事かと思っていたら「新しい祝日です」との事…しかも今年は即位年とのことで前後3日が連休だったとの事。

 

さらにタイの場合、祝日に関連してアルコールの販売が停止することも注意しなければならない。

 

タイでは仏教や政治、タイ王室に関係した祝日にはアルコールの販売が禁止される。

 

POSシステムでスキャンできないように登録されているようで、無理を言って売ってもらおうとしても無理というもの。

 

タイの祝日なんてどうやって知ればいいのか、という方にはスマホで滞在国設定をすれば自動でタイの祝日がアップデートされます。

 

そうすると今度は、日本の祝日を忘れてしまうなんてことがあったりして。

 

いったいどうすればいいのか思案中です。